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What's 食育

第2話

選食力をやしなう。

健康と環境に良い食を選ぶ力を身につけます。

教えて、服部先生!

女の子からの質問

どうしたら栄養のバランスがとれるの?

服部先生からの答え

基本は一汁三菜の食事。そして旬や地元でとれたものを意識しましょう。
食事バランスガイドを参考にしてください。
食事バランスガイドについて

解説

日本の伝統的な食事の形である「一汁三菜」がわかりやすい組み合わせです。主食(糖質)、主菜(たんぱく質)、副菜(ビタミン・ミネラル)をそろえると、栄養バランスがとりやすくなります。汁物は、野菜や海藻、豆腐などを入れて手軽に栄養がとれる優れものです。

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そして、五味(甘い・酸っぱい・苦い・塩辛い・うまい)や、五色(青、赤、黄、白、黒)、さまざまな調理法(煮る、焼く、蒸す、炒める、揚げる)も合わせて考えるとより良いでしょう。
また、旬の食べものはとてもおいしく、その季節に人が必要としている栄養がふくまれています。自然の力で育つので、農薬やビニールハウスが必要なく、環境負荷も軽くなります。そして自分がいる土地でとれたものは体に合っており、輸送距離が短く環境に良いものなので、「地産地消」の運動が広められています。

栄養バランスはもちろん大事ですが、健康のためには「おいしい!」と感じることが重要です。まずいと思うとストレス物質であるコルチゾールが分泌されて免疫力が下がり、おいしいと思うと快楽物質のセロトニンが分泌されて免疫力が上がります。おいしそうだと感じられる良い照明の良い環境で、食事を楽しみましょう。

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女の子からの質問

お店で食べ物を買う時、どんなことに気をつけるといいの?

服部先生からの答え

日本で作られたもの、添加物の少ないものをできるだけ選びましょう。

解説

スーパーなどに売っている食べ物には、食品表示が載っています。産地や原材料をよく見て確認しましょう。
もしお目当てのものがなければ、お店の人に「置いてください」と声をかけることも大事です。

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農薬や添加物などの化学物質は、国は基準内なら大丈夫だといっていますが、いくつか組み合わせた時の影響はわかっていません。できるだけ避けた方が良いでしょう。
また、食を選ぶということは、生産者や販売者を評価することでもあります。より体と環境に配慮したものを選ぶようにしましょう。

加工済み調理食品は、調味料が同じでほっとする味ではありません。食事の中に、一品は手づくり料理を入れてください。
子どもに「おふくろの味」を聞くと、レトルト食品を答えることがあります。
「お母さんは作ってないよ」と言うと、「チンしてくれるから」と言うのです。
子どもの頃の味は、一生を左右します。豊かな味覚をつちかうためにも、ほっとする手づくりの味を食べさせてあげてください。

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