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HATTORI食育クラブ 食育通信No.22

対談

知的で粋な食こそ、まさにシンプル

中島 武
際コーポレーション株式会社
代表取締役
(写真左)

服部 幸應
服部栄養専門学校 校長/医学博士
(写真右)
服部
中島社長が外食産業を始められたきっかけは何でしょうか。
中島
私は料理人からのスタートではございません。振り返ってみると、「人が好き」なんですね。人が集まって楽しく過ごせたり、ライフスタイルが楽しいといいなという思いは昔からありました。
服部
それで食の世界へお進みになられたのですか?
中島
若い頃から、食に関してはかなり興味があったし、僕の人生の中の相当大きな一部を占めていました。母校の拓殖大学では、「青年よ、海外へ行け」という教えがあって、異文化に対する憧れがありました。
服部
大学では応援団でご活躍されていたのですよね。
中島
そうです。応援団からフランス料理はどうも想像がつかなく、やるなら中国料理がいいな、まるで大陸浪人になるような気分でお店をつくろうかなと。それで大陸に行きました。街でいろいろなお店に行って食べ歩いているうちに、「犬も歩けば棒に当たる」ではないですが、という長い餃子がありました。それが私共の鉄鍋餃子のルーツとなっています。
服部
なるほど。私も行かせていただきましたが、お店のデザインが中国大陸の中にいるような感じで、すべて中島社長がお考えになったと聞いてびっくりしました。
中島
ビジネスをする場合、コンセプトをきちんと決めてやらなくてはいけないと思います。こだわるならとことんこだわるべきです。
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服部
あまりにも利益を追求することだけに一生懸命になると、どうしても安いものになることがありますね。
中島
企業努力をしているところが、意外と低コストの原料など海外のものを集めてくるのが多いですよね。うちなんか企業努力をしていないから、市場に行かせていますよ。原点は市場だから。しかも料理人の手づくりだから、わけのわからないものは入らない。まさに今、素材をシンプルに食べるという時代で、私はこの間九州の糸島にある牡蠣小屋で食べてきました。
服部
牡蠣小屋って何ですか。
中島
プレハブの中に練炭があって、牡蠣を焼くだけです。
服部
スペインにも同じ様なお店でネギ小屋があります。ネギを真っ黒にただ焼くだけです。おいしいですよね。
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中島
手袋をしてね。弊社はそれを見て「葱や平吉」というお店をやっています。
服部
そうですか。やはり中島社長はいろいろ考えておられますね。
中島
私にとって食とは、自分の人生の成長の中にあり、人間の心を豊かにしてくれるもの。飲食店は、有意義な1日を送るための場所であったり、私の中には記憶に残るようなお店がいっぱいあります。つまり自分たちを成長させてくれる道場みたいのようなものだと思っています。
服部
とてもいいお言葉ですね。ターレンホウショウ

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