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HATTORI食育クラブ 食育通信No.11

対談

食育を提唱する服部幸應氏と、天然・自然にこだわり、レモンの研究を
進めている株式会社ポッカコーポレーション代表取締役社長 堀雅寿氏が「食とレモン」について語ります。

堀 雅寿
株式会社ポッカコーポレーション
代表取締役社長
(写真左)

服部 幸應
服部栄養専門学校 校長/医学博士(写真右)
服部
このたび9月3日を「クエン酸の日」と制定されたそうですね。
はい。弊社は創業以来レモンに携わってきて来年で50周年を迎えます。レモンに含まれる天然クエン酸の含有量は、果物の中でもトップクラス。天然クエン酸の良さをより広めていくことで社会に貢献したいと考え、今年から9月3日を「クエン酸の日」と制定し、日本記念日協会より認定されました。
服部
私は毎晩、レモン3個分をスクイザーにかけて、トニックウォーターに割って飲んでいます。体が酸味をどうしても欲するのです。毎日3時間の睡眠ですが、健康なのはレモンのおかげだと思っています。
レモンの健康価値に関する研究を進めていますが、天然クエン酸はさまざまな健康機能があることがわかってきました。
服部
クエン酸を摂取すると翌日、疲れを残さないのです。
私は6年前、高血圧症で、血圧が上150〜160ぐらいありました。しかし3ヶ月前、お医者さんから「もう薬をやめていいと。何かやられたのですか?」と言われました。よく考えてみても、変わったのはレモンを摂取したことしかないんです。なんとなく、自分でも嬉しくなって…。
服部
それはまさにレモンの力ですね。油やお塩を入れ過ぎた時、レモンをぎゅっとかけてあげると抑えられるのです。お酢も同じですが、食生活の中で脂肪の摂取が多くなっているだけに、レモンが果たす役割というのは大きいです。
はい。それからレモンのクエン酸には鉄分やカルシウムの吸収を高めるキレート作用という効果がありますし、子どもの頃から酸っぱいものや辛いものに慣れていると味覚の幅が広がり、好き嫌いが少なくなるようですね。
服部
そうです。今、子どもの骨折が多いですね。骨を強化するにはビタミンCが必要です。いろいろな意味でレモンの存在は大切なのです。また今までは第2次予防と言って、早期発見・早期治療というのが、一般的でした。早く見つけて早く治療しましょう。というわけです。しかしこれからは第1次予防が大切な時代に入ったのです。初めから病気にならないように食習慣を変えることが重要になるのです。だから、「食育」が必要になったのです。そこで、レモンの効果が期待できるのです。
弊社として考える食育は、レモンで日本の健康的な食生活に貢献することです。レモンの良さ、使い方をお客様に伝える活動を地道に続けていくこと。お客様の声に耳を傾け、安心・安全な商品を保存料無添加、レモン果汁100%のフレッシュなかたちでお届けすることです。そして目的に合わせ、用途が広がるように、人に優しいかたちで提供したいと思います。
服部
レモンの需要はこれからますますのびると思います。さわやかさというレモンのイメージは皆さんお持ちなんです。ただ、たっぷり使う場がなかったこともあるし、社長がおっしゃられたようにこれから使う場をもっと広げていくことが必要でしょう。ポッカレモンは、搾る手間がいらず使いたいときに使いたいだけ使えるお得な商品ですから、用途はますます広がるでしょうね。
レモンにはもっともっと、隠れているいい作用があります。どんどん深堀していきたいですね。深堀するだけの価値のある食品だと思います。

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