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HATTORI食育クラブ 食育通信No.17

対談

食育を提唱する服部幸應氏と、常にコーヒーのおいしさを創造し、
人々の心を満たし続ける キーコーヒー株式会社代表取締役社長柴田裕氏が「食とコーヒー」について語ります。

柴田 裕
キーコーヒー株式会社
代表取締役社長
(写真右)

服部 幸應
服部栄養専門学校 校長/医学博士(写真右)
服部
まず、キーコーヒーさんの名前の由来や歴史をお聞きしたいと思います。
柴田
私の祖父にあたります柴田文次が大正9年に横浜で創業致しました。「時代を開く鍵」ということから、キーコーヒーという名称になりました。
服部
この間お亡くなりになりました御社の高島君子先生にはずいぶんお世話になりましてね。38年前、当校で喫茶学科を立ち上げたとき、先生に教えに来ていただいたのです。
柴田
その頃は、個人で喫茶店を開かれるというニーズが多かったのですよね。
服部
コーヒーは、どうやっていれたらおいしいかという「いろはにほへと」がすごく重要で、おかげでキーコーヒーさんの指導を受けた学生がたくさん卒業していきました。いろいろなコーヒー屋さんがありますが、何番目ぐらいの創業なのでしょうか?
柴田
全国展開をしているコーヒー会社のなかでは、当社が一番古いと思います。
服部
それはすごいですね。どこに視点をおかれて日本市場における需要を増やしていく努力をされていますか?
柴田
私は、コーヒーは「十人十色」ではなくて、「一人十色くらい」といつも申しています。たとえば、家でゆっくり飲むときは、ハンドドリップで自分の好きな濃さにして飲んだり、たまには昔ながらのコーヒー専門店でゆっくり座って、サービスを味わってみるなど、使い分けをされるようになっていますね。そこに日本でコーヒー市場を伸ばす余地があると思います
服部
たしかに使い分けはとても大切ですね。
柴田
日本のコーヒーの消費量は、おおよそ1人が年間に340杯。1人が1日1杯を飲んでいないのです。北欧の国々がとても多くて、日本の3〜4倍飲むそうです。だから飲み方のバリエーションを紹介していくとまだまだ増える余地があると思います。
服部
そうですね。それから食べ物や飲み物は、香りが命だと思います。食育の観点から言いますと、ストレスを感じる現代人が多くなった今こそ、コーヒーの1杯が疲れを癒す働きとなってほしいですね。
柴田
コーヒーの香りを嗅いだときに、多くのα波が出るというデータがあります。そして、利尿作用、肝臓を保護するなど、さまざまなコーヒーの健康効果に関する研究結果が出ています。
服部
コーヒーの良さが再確認されていますね。私のコーヒー屋さんのイメージは、お店に入ったとたん、コーヒー豆を挽いた香りが目の前で広がる。ゆっくり飲みながら、あの香りでリラックスできるのです。香りはアロマテラピーで、いわゆる脳を刺激することによってセロトニンという脳内物質が働きますので、アンチ・エイジングになる、これからもぜひ香りの追求を続けてほしいと思います。
服部
はい。特に、今秋新発売した新型「ドリップオン」では皆さんがコーヒーに求める最大のニーズである「香り」を追求し、大幅に改良しました。香りの追求を通じてみなさんにもっとコーヒーを飲んでいただけるよう、また少しでも食育につながるよう努めてまいります。
服部
ぜひその思いを持ち続けてくださいね。応援しています。
柴田
プライベートでは、現在、8歳と6歳の息子がいますので、食育を意識し、家族で季節ごとの旬の物を食べたり、庭でトマトをつくったりしています。
服部
現代は、食を通じて家族とコミュニケーションをとることが少なくなってきていますから、とてもいいことですね。これも続けていただきたいと思います。

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