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HATTORI食育クラブ 服部幸應コラムNo.1

クリスマスの美味しい主役"ブッシュ・ド・ノエル"

イルミネーションに彩られて、街はすっかりクリスマスの雰囲気ですね。そこで記念すべき第一回目は、クリスマスの美味しい主役"ブッシュ・ド・ノエル"のお話を。

皆様もうご存知かもしれませんが、フランス語で「ブッシュ」は「薪」、「ノエル」は「クリスマス」。その姿の通り「クリスマスの薪」という意味です。クリスマスという他のシーズンにはない雰囲気の中、皆で食べるブッシュ・ド・ノエルはおいしくて楽しいもの。良い食環境は食育にかかせない大切な要素ですね。

でもやはり、ケーキはエネルギーが気になるところです。材料などにもよりますが、ブッシュ・ド・ノエルは一切れ約300?400kcal程です。ちょっとドキッ!としますね。もちろん、高エネルギーだからといって食べてはいけないものではありません。上手に調節すれば良いんです。

ケーキを食べる当日でも前後の日でも、脂肪分の少ない食材や油を使わない調理法の料理を選ぶと良いですよ。ケーキにたっぷりの糖質や脂肪は、ビタミンがないと上手に燃焼できないので、野菜、海藻、きのこをたくさん食べて補給しましょう!

ゼラチンや寒天などのゲル化剤は、水分以外にも、料理の食感を食べやすく変えるために使われることもあります。固める食材や、お年寄り個人の能力にあわせて割合を変えていきます。一部の施設で使われている割合は、ゼラチンは水の量に対して1.6%ほど、寒天は0.7%ほど。

そして言わずもがな、運動をすると筋力がついてエネルギーを消費しやすい体になりますし、食べ過ぎた後には余分なエネルギーを消費する助けとなります。エスカレーターではなく階段を使うなどして、少し気をつけてみて下さいね。血糖値の気になる方も、食後に運動するとしないとでは変わってきますよ。

そして「おいしい!楽しい!」と感じると、癒しの脳内神経伝達物質「セロトニン」が分泌されて免疫力がアップ、ストレスに強い心や体を保つことができます。食べる時は気兼ねなく、楽しく食べることが大切ですね。

おいしいケーキを食べて、ぜひ楽しいクリスマスをご堪能ください!

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