先月2月14日、旧暦のお正月を迎えました。
月と太陽の運行を元にしている旧暦は、日本の歳時記や文化に良く合っており、自然や旬を感じやすい暦です。
健康な生活に役立つのではと思いますので、ぜひ意識をしたいものですね。
現在、野菜や果物の促進栽培や、魚介類の養殖、冷凍技術、輸送手段の進歩、輸入の増加などで一年を通して食材が手に入りやすくなり、旬が感じにくくなっています。
健康には旬のものを食べることが基本。
たとえば春は、木の芽が出てきますが、動物に食べられることを嫌って苦い毒を持ちます。生で食べることは避けた方が良い場合もありますが、適度にとると薬となり、体が活性化します。
夏は体を冷やし水分をたっぷりふくむもの、秋は冬に備えてエネルギーをためるもの、冬は体を温めるものといったように、旬の食材はその時人が必要としているものをふくんでいるのです。
医食同源、自然に沿うことで、健康は維持しやすくなります。
かるく散歩をしながら、自然を観察してみてはいかがでしょうか。寒い中にも春のきざしや、虫や鳥の変化が感じられます。そして旧暦や行事を意識すると、よく一致していることがわかると思います。
ぜひおいしく旬のものを食べて、健康に一年をお過ごしください。