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HATTORI食育クラブ 服部幸應コラムNo.44

楽しい夏休みのために

残暑の厳しい日が続きますが、子どもたちはまだまだ夏休みを楽しんでいる頃ではないでしょうか。

私は東京の出身なので、夏休みに親戚のおじさんの家や、父の友人の家など自然の多いところへ連れて行ってもらうことが楽しみでした。
朝の5時頃に起きてうす暗いトマト畑へ行くと、セミがつるをのぼっていきます。
茶色い色をしたセミの背中がパリッとわれてグリーン色のはねが見え、くしゃくしゃしていた体がだんだん透明になっていく姿を観察するのが楽しく、毎日虫を眺めたり集めたりしていました。
おなかがすくと畑でみずみずしくおいしいトマトやきゅうりをかじります。
西瓜畑もありました。西瓜はあんまり冷やすと甘くないんですね。
井戸の水でちょっと冷やすとおいしい。
井戸の水は15度、おもては35度あるので差が25度あります。
そうすると冷えた感じがして、甘さも際立ちます。
そして私はもっと甘くするために塩をかけます。対比効果ですね。

自然に触れられ、時間にゆとりのある夏休みは、子どもに良い習慣をつけてあげるチャンスです。
早寝早起き朝ごはん。昼間はめいっぱい遊んで、早く寝て、早起きをして、しっかり朝ごはんを食べる、という良いサイクルを身につけさせてあげるのです。
そして子どもも台所に立ち、大人と一緒に料理をすると良いですね。
食べ終わった後は子どもに食器の片づけもさせます。
古い新聞や布で油ものをふきとり、中性洗剤を使いすぎないように洗います。
そうして環境に配慮することも教えてあげるのです。

わくわくするような夏休みを子どもたちが楽しみ続けられるように、きちんと食べて健康になること、環境を大事にすることを教えてあげましょう。

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