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HATTORI食育クラブ 服部幸應コラムNo.71

いま、日本の食を支える時

先日、平成22年度の食料自給率が発表されました。
カロリーベースでは、前年度より1ポイント下がり、39%です。
来年発表される今年23年度の食料自給率は、東日本大震災の影響で10%近く下がると見込まれています。
被災地は、豊かな魚介と野菜を提供し続けてくれていたのです。
東北地方や北関東は、放射能や塩害などで農業を続けるには厳しい場所がたくさんあります。 

もしTPPに参加となれば、他国との競争が激化しますので、いっそう農林水産をサポートする体制が必要です。
日本の豊かな水や大地、食を失わないよう、今我々が動き、声をあげていきましょう。
放射能の影響で、消費者の不安も大きくなりました。安全性が確認されたものは食べて応援、わからないものに関しては、とくに子どもや妊娠可能な女性は避けるべきでしょう。
基準の検討、検査体制、補償体制、トレーサビリティをきちんと整備しなくてはなりません。
メーカーさんたちは、畑や田んぼから塩を除去する方法を考えています。
放射性セシウムを土壌から除去する技術も、素晴らしいスピードで開発されています。

また、きちんと選んで食べれば免疫力が上がり、健康を維持しやすくなりますので、活性酸素を抑える、赤いものや黒いものを食べると良いでしょう。
日本人の底力は計り知れません。ふんばりましょう、日本。

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