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HATTORI食育クラブ 服部幸應コラムNo.60

いっそう食育をすすめる年に

あけましておめでとうございます。
お正月はおせちを囲み、団らんを楽しまれたでしょうか。今回は、今年の食育の展望を少しお話いたします。

去年11月、スペインのサンセバスチャン・ガストロノミカという料理学会に招かれ、すきやばし次郎さん、壬生さん、ソムリエの田崎さんたち7名と共に学会 発表をし、私は出汁とうま味、刺身の扱い方など、日本料理の持つおいしさと安全の技術をお伝えしました。これまでは日本が各国の一流料理人招かれることが 多くなりました。今年も海外からご招待をいただいており、世界との交流を深めていきたいと思います。

また、NPO法人日本食レストラン海外普及推進機構の研修部長に任命されており、今年も世界に的確、適切な日本料理を伝えるために働きかけをしていきます。

学校の食育につきまして、着実に根付いてきていると思います。
学習指導要綱に去年4月からは幼稚園、23年4月から小学校、24年4月から中学校にて食育 が導入されます。 子どもたちの意識が高くなりますので、大人も食育について認識しなければなりません。
そして健康寿命をのばす、有機農業をより普及させるといった目標が今 年も山ほどあります。

やはり何より、ひとりひとりの意識と行動が食育には重要です。
イタリアのスローフード運動の成功は個人の意識なくしてあり得ませんでした。
地元の野菜を野菜を買う、家族で食卓を囲むといった食育を、ぜひ実践していただけたらと思います。

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